こんにちは。穏やかメンタルカウンセラーの月森ゆりです。
人や物事に対するあらゆる感じ方や感覚がとても敏感で細やかなHSP妻と
人への共感なんかより、ゴーイングマイウェイ(他人はどうあれ自分を貫く)に突き進むアスペルガー夫。
この組み合わせはカサンドラ症候群に非常に多いのですが
逆にどうしてその二人が
結婚に結びついたんだろうと
不思議に思うことはありませんか?
その理由は次の3つにあると私は考えています。
1、お互いに自分にないものに惹かれたから
2、お互いに足りないところを補えるのは自分しかいないと思ったから
3、お互いに一緒にいることで支え合える安心感があるから
これは、よく考えると
どんな夫婦にも当てはまることかも知れないですね。
でも、先天性の特性を持っている二人は
余計にパズルのピースの、凸凹がすっぽりとハマるというか
まるで二人の関係が表と裏のように密接に「一体感」として感じたのかも知れません。
1つ目の自分にないものとは
・優柔不断な自分と違って、良いもの、好きなものをしっかりもっている部分に惹かれた
・感情が大きくて、心が出来事によって大きく揺れてしまう自分と違って
何を言っても動じない態度に安心感を感じた
など
2つ目の足りないところを補えるのは自分しかいないとは
・相手の不器用な部分が垣間見えると自分が助けて上げたいと思った
・男性の弱いところを見せられると自分だけは特別なんだと思えた
など
3つ目の一緒にいることで支えあえる安心感とは
・いつも一緒にいてくれることで孤独感を感じなくなった
・相手の役に立つことで自分の存在価値があがった
など
心当たりがあるのではないでしょうか。
でも、長年一緒にいることで
その最高だと感じていたことが
いつしかお互いの欠点に見えたり
苦痛を感じたり
挙句の果てに些細なことで
お互いをあげつらうことになるとは…
残念ですよね…
要はふたりとも本質的な部分は変わりようがないはずなのです。
もともとはパズルがはまっていたのです。
年月を経て、取り巻く環境が変わりゆく中で
お互いの何をみるか
どこを見てどう解釈するのか
本当はどうしていきたいのか…
迷子になっていないでしょうか。
そして、一番大切なことは
夫婦関係とは
表裏一体として「一体化するもの」ではなくて
「お互いの違いを理解し合あおうとするもの」
と知っていくこと
でもあるのです。
おじいちゃん、おばあちゃんになったら
お互いまるくなるのかも知れません。
それまで我慢や妥協し合うのも悪くはないです。
でも大事なのは
それまでのプロセスも
我慢や欠点のあげつらいの中で過ごすのではなく
「今どんな気持ちで一緒にいたいのか」
だと思うのです。
そのためにも、出会った頃のことを少しだけ
意識的に思い出して見てはいかがでしょうか。
それでも
どうしても突破口が見つからないときもありますよね。
そんなときは無理せず専門家を頼ってくださいね。
30年間のカサンドラ症候群、共依存関係からの脱却成功体験を
お伝えしながらサポート致します。