夫婦のコミュニケーションの絶対法則

こんにちは。穏やかメンタルカウンセラーの月森ゆりです。

カサンドラ症候群の一番の苦しみは
パートナーと相互的なコミュニケーションを取るのが難しく感じ
孤独感を感じてしまうこと。

しかもそれは相手の共感性が低い、こだわりが強いなどの
特性が強いから・・・

相手の特性が
コミュニケーション不和となってしまうのは
経験者としてよくわかります。

ただ、この苦痛を伴う状況を
特性のあるパートナーに伝えようとした結果
益々状況が悪化してしまったということは
ありませんか?

関係が悪化してしまう理由は?


パートナーとの関係を悪化させてしまう
主たる内容は
自分はそういうつもりではないとしても
「相手を変えよう」という言葉がけになっていること。


カサンドラ症候群を理解している方ほど
「相手の特性は変わらないのはわかっています」
とおっしゃるのですが・・・

頭では理解しているけど
「相手に変わってもらいたい」

「もっと私の気持ちに寄り添って」
と思いますよね。

そういう時に使っている
ご自身の言葉に意識的になってみて欲しいのです。

例えば
「(あなたは)なんで自分のことしか考えてないの?」
「(あなたの)その言い方をやめて」

時にはそれが鋭い矢になってしまい
相手は責められた
否定させたと感じてしまいます。

そして些細なやりとりだったはずなのに
自分を正当化したい相手は
無視をしたり
モラハラ化を増強させることもあります。

どうすればいい?

では、自分の気持ちを伝えたい時は
どんなことに気をつければいいのでしょうか?

それは
大前提として
「相手を変えようとしない」と決めることから。
これは相手に特性があってもなくても
共通のことなのです。


そのかわり
自分が今何に困っているのかをシンプルに
具体的に伝えること

が大切。

例えば
「どうして私が頼んだことを忘れるの?あなたのそういうところ!!」
「それぐらいちゃんとして」

というよりも
「あなたに任せたことを忘れられると予定が狂って困るから
(私は)約束を守ってほしいと思ってる」
「忘れてしまったのは仕方ないけど(私は)先に謝ってほしいと思ってる。
そうじゃないとがっかりした気持ちになるから」

のように伝えると
相手も
「ごめん」が言いやすいものです。

主語を「私」にするか「相手」にしているか?

前者と後者の違いが何が違うのか
というと「主語」を自分にしているか
「相手」にしているかです。

自分を主語にして話すと
どうしてほしいのかやその理由や
どんな気持ちでいるのかが伝えやすくなりますし
相手にも受け取りやすくなります。

特にASD傾向の方は
相手の感情を察するのが苦手なので
自分の感情面を主語を「私」にして伝えてみましょう。

夫婦のコミュニケーション絶対法則の一つとして
「主語」を私にして話すこと
意識してみてくださいね。