こんにちは。穏やかメンタルカウンセラーの月森ゆりです。
パートナーから
暴言をはかれたり
威圧的な態度を取られたり
嫌がらせや怒鳴られたり…
そんなことが日常的にあるのに
諦めて生活していませんか?
小さな嫌味やコントロール的な言動、態度であっても
無意識にそのストレスを溜め込み続けることで
いずれ心身の病気になってしまうこともあります。
例えば、心の病気はもちろんですが
自律神経が乱れやすくなり免疫力も下がり
様々な身体の不調に繋がっていきます。
モラハラとは言葉や態度で精神的な攻撃や苦痛を与える行為のこと
で大、小に関わらず許されることではありません。
そして、日常的にモラハラがあったとしても
あくまで家庭内の密室での出来事のため
される側が声をあげないと
延々とその状態が続くこともありえます。
自分がその徴候があると感じたら
我慢するのではなく早めに対処を知ること
が大切です。
モラハラは治らないと諦める前に
自分の心を守るためにできることはあるのです。
モラハラ被害者となるタイプとは
その理不尽な対応に耐えている人、そして耐えるのに慣れてしまっている人です。
良く言えば他人に優しく、包容力があり責任感がある人なのですが
裏を返すと自分に自信がない人や自己主張が苦手な人。
空気や周りの気持ちをくみ、言いたいことを言えなかったり
平気なフリをしてやり過ごす人などがあります。
その理由は、他の家族のことを思ってのことかもしれないし
経済的、健康的理由などもあるかもしれません。
他人の目を気にしすぎたり、自分がいたらないせいと
自分に矛先を向けてしまう人も多いです。
一方でモラハラ加害者は、自分を守る気持ちが過剰にあり、自分の言うことは全て正しい、
自分が一番偉い、優れていると疑わず、自分の考えを強要します。
明らかに自分が間違っていても謝ることがなく、平気で嘘をつくこともあります。
常に自分が上の立場でいるために、弱い立場の人を支配、コントロールしたり
ストレス解消のはけ口にしたりします。
男尊女卑の価値観を未だに持ち続けていたり
お金を稼いでいるほうが上と思っていたり
精神的にも幼稚で感情のコントロールが出来なこともあります。
生まれつきの特性である発達障害やパーソナリティーの問題を
抱えているケースもありますが
ここでは、意識的か無意識なのかは一旦おいておきますね。
パートナーに対して
- 無意識に顔色をうかがってしまう
- いつ怒鳴られるか内心ビクビクしている
- 一緒にいてもリラックス出来ない
- 漠然とした不安がある
- 自分のせいで相手の機嫌が悪いと思ってしまう
という状態が1つでも当てはまるのなら
その関係は普通ではないと考えます。
夫婦は家族の土台ですから
お互いがお互いの安全基地となり
安心できる関係性であることが大前提です。
長年、緊張した関係が続いているとそれが当たり前になり
不快な気持ちを我慢したり、相手に合わせることを
受け入れてきた方は
普通の基準から大幅にずれている
ことに麻痺してしまっている場合も少なくありません。
もしかしたら、そうなるまでには、
自分なりに何らかの努力をしてきたけど…
変わらないばかりか
何を言っても喧嘩になってしまう
又は無視されてしまうので
「もう傷つきたくない」
「夫婦なんてこんなもの」
と諦めてしまったのかもしれませんね。
とはいえ、理不尽な扱いばかりを受けていると
自己肯定感も下がっていき
・私がダメだから上手く行かない
⇓
・だからモラハラされる
⇓
・言いなりになっている自分が嫌い
⇓
・本来の自分じゃない、無気力
⇓
辛い、しんどい、孤独
⇓
私はダメ…
という悪循環にはまっていきます。
じゃあ、どうすればいいかというと
モラハラをするパートナーをいきなり変えようとしたり
文句を言われない良い妻を目指そうとしてしまうのも
効果的ではありません。
夫の生い立ちや家庭環境を知りすぎて
相手がそうなってしまう理由を考えたり
理解してあげようと努めている方もいますが
相手の問題まで自分で背負い込み
そこがごちゃまぜになってしまうと
お互いに依存状態になってさらに関係性が辛く苦しい状態になっていきます。
(以前の私もそうでした)
モラハラ被害者にとって一番大事なことは
「今の夫婦関係がほんとうは辛い、しんどい」
とご自身が感じている気持ちをそのままにしないことです。
「自分がダメだから」という誤った考え方によって
本当は辛いのに自分に我慢させてしまうことで
心が悪循環に陥っているということに気づいてあげることが
穏やかなメンタルを手に入れる最初の一歩です。
モラハラによって傷ついた自分を癒やし
心の安心感を取り戻すには
自分一人では上手く行かなかったり
時間がかかることもあります。
そんな時は勇気を出して
心の専門家にSOSを出すことが
とても効果的で早道です。
実際に誰かにすべてを話し
受け止めてもらえる経験だけでも
体調が良くなったり、不眠がよくなることもあるのです。
慢性的な病気となってしまう前に
早めの対処でご自分の心と身体を守っていきましょう。