私、カサンドラ症候群かなと思ったら知っておきたい3つのこと

こんにちは。
穏やかメンタルカウンセラーの月森ゆりです。

カサンドラ症候群という心の状態について広まり
ネットでも様々な情報が増えてきていますね。
自分の夫婦関係の辛さは
「もしかして夫のアスペルガーのせい?」という
疑問は当然湧いてくるでしょう。
「今の辛さから解放されたい!!なんとかしたい!!」
という焦りの気持ちから情報収集に翻弄され
とにかく行動しようとしてしまうことがあります。

私もそうだったのでよくわかります。
でも慌てて行動する前に、一呼吸おいてほしいのです。
まずは落ち着きましょうね。


大前提として知っておいてほしいのは
「あなたは必ず穏やかな日常を取り戻す能力を必ず持っている」ということ。
その前提を持った上で次の3つのことをおすすめします。

  1. 一人で抱え込まず専門家に相談する
  2. 情報をむやみに集めすぎない
  3. 結論や解決を急がず長期的に物事をすすめる

1,一人で抱え込まない

本や、ネットの情報を得てカサンドラ症候群がどのようなものかを学ぶのは
もちろん必要なことです。
でもおそらくあなたはこれまでも
自分ひとりでなんとかしようと頑張ってきたのでは
ないでしょうか?


心身が疲れ切っている時に、自分ひとりで今の状態から試行錯誤を
繰り返すには時間もかかりますし、エネルギーも使います
何より、「一人で頑張ること」が今の状態を作り出してしまった
要因
となっていることに気づく必要があります。
今の自分をまるごと受け止めてもらう場があるだけでも心がラクになっていきます
気をつけてほしいのは、メンタルケアの知識のない人には
相談をしない
ことです。
安易に同調されたり、アドバイスをされて自分の意志とは
違う方向に流されてしまうこともあるからです。

2,情報をむやみに集めすぎない

本やネットでの情報は集めれば溢れるほど出てきます。
その中で自分たちに当てはまることもあれば、当てはまらないことも
たくさん出てくるでしょう。

なぜならパートナーのアスペルガーという特性だけがカサンドラ症候群の原因ではないからです。
ご自身にもHSP(繊細な気質)があったり、お互いの育った家庭環境も違う
年齢も環境も千差万別です。
そうなると、「結局どうすればいいの?」と自分が迷子な状態になっていないでしょうか?
どうして良いかわからない時、人は思考停止してしまいます。
情報を集めるほど混乱してしまう状態であるならば、一旦情報を集めることを辞めて
温かい飲み物でも飲んでホッとするような時間を作ることを
意識したほうがメンタルが安定します。

3, 結論や解決を焦らずに長期的に物事をすすめる

誰でも今ある辛さの原因がわかって
解決法があるならば今すぐにでもなんとかしたいと思いますよね。
右に行ったら良いのか、それとも左なのか?
黒なのか白なのか?
離婚なのか修復なのか?
一番の悩みどころはここなのではないでしょうか。

つまり何が合っていて何が間違っているのか?を知りたいし
何をしたらうまくいくか?を探し求めています。
そしてこれまでも、様々なことを試してきたのではないでしょうか?
例えば

  • 頑張ることを辞める
  • パートナーを褒める
  • 相手に期待しすぎない

など。でもどれも効果があるような、ないような…
これらは一つのスキルではありますが
根本的な解決ではないのです。
カサンドラ症候群に陥っている方が、表面上だけでそのようなことを続けても
理想の状態になるのは正直難しいのです。
同じところを行ったりきたりして虚しくなるかもしれません…

でもそういうときこそ
何をしたらうまくいく?という正解を探すよりも
どう考えたらラクになる?という自分の考え方や思い
注目していく必要がある

ことを知っておいてほしいのです。

自分の考え方や気持ちに注目するとは、
これまで自分がどんなふうに生きてきたか?に注目することでもあるので
じっくりと自分と向き合うことでもあるのです。
「メンドクサっ」て感じるかもしれませんが
結局はそれが一番早道で、順調に理想な状態にすすんでいける地図に
なっていきます。

これらの3つポイントを踏まえて遠回りせずに
相手に振り回されない
自分らしく穏やかな心を取り戻していきましょう。