カサンドラ症候群になりやすい人とならない人の違い

こんにちは。穏やかメンタルカウンセラーの月森ゆりです。

カサンドラ症候群はアスペルガー症候群など
共感性の低いパートナーとの関係で
自分の気持ちをわかってもらえない辛さが続くことで
心身の不調をきたしている状態のことをいいます

では、アスペルガー症候群のパートナーといても
全員がカサンドラ症候群になるかというと
そうではなく
仲の良いパートナーシップを築いている方も
多くいらっしゃいます。

その違いはどこにあるのでしょうか?

それは
「自分と相手の違いを面白がれるか、正しさを主張し続けるかの違い」です。
カサンドラ症候群に陥りやすい方は
基本的に優しくて真面目。
清く正しいことや
自分が成長したい欲が強く
誰かの役に立ちたい人が多いです。

なので我道を空気を読まずに突き進む
アスペルガータイプのパートナーと
長く一緒にいるうちに、
「!?」ということが増え
お互いのライフスタイルが変化していく中で
「!!!!????」
ということが膨らんでいき
しまいに
「!?!?!?!?………(怒)(泣)」
になって
しまいには
「おかしいのは自分のほうなの?」
という精神状態になっていきます。

一方で、カサンドラ症候群になりにくいタイプの方は
アスペルガーの特性を精神医学的にとか
理論的に深く理解しているということではなく

その人の
「すごいところ」
または
「自分にしてくれたこと」に
焦点を当てています。

困ったところは
指摘し正さなければとか
問題としてみるのではなく

「そういう発想になるんだ」と
一旦受け止める事を必ずして
違いを面白がれたり

そのうえで困ったことを
一人で抱え込まない
誰かに助けてもらう
もしくは本人に自分でそうしていけるように促します

変わって尻拭いをしたり
世話を焼いてしまうと
長い目で見た時に
結果的にどちらもストレスがたまっていくので
おすすめできません。

これまで相手を正そうとしたり
世話を焼いてきたという
自覚のあるカサンドラ症候群の方でも
遅すぎることはありません。

「!?」と感じたときに
これまで自分がどう反応してきたかを
振り返って見て下さい。

そしてほんの少しでいいので
反応の仕方を変えてみましょう

例えば…「!?」の瞬間に
「どうしてそんな事言うの?」が
言うのが口癖になってたり
「はぁ…」とため息をついてしまうのなら

「へえ、あなたはそう考えるんだね」と
相手の思いを受け止めてみるとか。

夫婦関係は正しさだけで繋がることは
不可能です

違いを認め合う小さな行動は
大きな関係性の変化をもたらします。