こんにちは
穏やかメンタルカウンセラーの月森ゆりです
パートナーとの関係性で
上下関係があったり
会話が無かったり
お互いの気持ちがすれ違いがあって
どこにも安心できる場所が見つからない
そんなふうに感じることはありませんか?
そんな時は、二人の関係性を
「どうにかしたい」
「何が悪いんだろう」と
考える前にしたほうがいいことがあります。
それは自分の心の安全基地をつくることで
自分の心を様々なストレスから自分を守ることです。
心の安全基地とは
様々なストレスによるネガティブな感情のセルフケアをし
心を守る安心安全な心のエリアのようなもの。
自分の心の声を丁寧に聴くことができると
「自分がどうしたいか」見えるようになってきます。
心の安全基地をつくるには
次の3つのポイントがあります。
POINT1 自分の感情に(できるだけ繊細に)自覚的になること
感情とは物事に対して
喜怒哀楽や快、不快など自分が感じている気持ちのことをいいます。
女性の場合
良い母とは、妻とは…などの
正解に囚われ完璧を目指しすぎると
自分が感じている本音の部分と
実際に表出している自分の言動や行動ズレに
気づけないことがあります
例えば、本当はやりたくないことまで
パートナーのために黙々とやってしまったり
本当は好きでやりたいことを
封印していたり…
本当に感じていることと
日常でやっていることの
ズレが蓄積されていくと
いずれ「自分がわからない」と言う状態になってしまいます。
自分の感情に自覚的になるとは
小さな違和感や葛藤の気持ちを無視しないで
「本当はどうしたい?」と常に自分にきいてあげること。
それが自分の心を守る第一歩になります。
POINT2 自分と相手(物事)との間に境界線が引けること
境界線を引くとはどういうことかというと 簡単に言うと
自分と相手(出来事)の問題を をごちゃまぜにしないで区別して考えることです
例えば
「自分がなんとかしなきゃ」
「期待に応えなければ」
「相手のために自分さえ我慢すればいい」
「その考えは違っている」
「こうするべき」
このような言葉が出てきたら
自分と相手の境界線が曖昧で
問題がごちゃまぜになっている可能性があります
感覚としては
・居心地の悪さを感じたり
・怒りや違和感
・相手のことが頭から離れない
・心身の調子が良くない
などの自覚がある時は
心の安心安全なエリアから離れてしまっているサインです。
そのような時は
お互いのためにも
自分と相手(出来事)の境界線を引きなおすイメージを
してみて下さい。
そして
自分の問題なのか
相手の問題なのかを考えてみるのです。
すると落ち着いて
相手の感情に自分が振り回されることなく
相手も自分も信頼しながら
自分ができることに集中できるようになります。
境界線を引くことで
精神的にも物理的にも
心地よい相互の距離感をとれるようになると
対人関係のストレスから自分を守れるようになります。
POINT3 自分にとってオリジナルな軸となるものをつくっていくこと
オリジナルの軸とは
他人と比べない、常識にとらわれない 自分だけの軸のことです
この軸は強靭な確固たるものでなければない
という訳ではありません
軸というとなんだかブレてはダメとか
筋を通さなければならない
みたいなイメージがあるかもしれませんが
(私はそう思ってました)
そうではなく
変化し続けたり
寄り道したり
立ち止まったり
色や形を変えたり
迷ったりしても良いものなのです。
完璧を求めすぎることなく
もしブレたとしても
戻ってこれれば大丈夫という柔軟さが
オリジナルの軸をつくっていきます。
ただ、たった一つだけだけ忘れてはいけないこと
があります。
それは
「自分で選び自分で決めること」
です。
夫婦関係で悩んでいるのなら
お互いのオリジナルの軸を尊重し合うことも大切です。
何を選び何を決めるのかはお互いに自由です。
夫婦関係の形も枠にとらわれることなく
自分達で決めた夫婦像をOKにできれば
大抵のことは気にならなくなります
試行錯誤しながらも
他人と比べない、常識にとらわれない 自分だけのオリジナルの軸を
大切にできれば
ストレスの対処力もつき
自分の心を守れるだけではなく
傷つきにくい柔軟な自分になっていきます。
いかがだったでしょうか?
自分の心を守る3つのポイントをまとめると
1、自分の感情に(できるだけ繊細に)自覚的になること
2、自分と相手(出来事)との間に境界線が引けること
3、自分にとってオリジナルな軸となるものをつくっていくこと
ぜひ心の安全基地をつくることを意識して
穏やかなメンタルづくりの参考にしてみてくださいね。