夫婦関係に必要なのは執着ではなく信頼

こんにちは。穏やかメンタルカウンセラーの月森ゆりです。

「私のことを理解してくれない夫と一緒にいるのは辛いんです
でも・・・離婚までは考えていません」

こんなふうに、長年夫婦関係で
悩み不満を抱えながら
離婚には踏み切れないと言う女性は多いです。


かつての私もそんな時を過ごしてきたので
その苦しい葛藤はよくわかります。

その苦しみの原因は
現状を変えたくないという執着心が大きく関わっています

現状維持への執着とは?

ここで言うじゃ執着とは何かというと
夫に認められたい思いや
家族の繋がりや
今住んでる場所や家
今まで一緒に一緒に過ごしてきた時間などに
その状況から心がとらわれてしまい
離れられないこと
をいいます。

周りに夫婦関係の切実な悩みや状況を相談すると

「そんなに嫌なんだったら、別れたらいいじゃない
今はシングルや卒婚なんて珍しくないんだから」

と言われ
「そうなんだけど・・・」
と感じながらも
今ある場所から一歩も動くことができないのです。

なぜ執着してしまうの?

あなたが今、現実に執着していることは
実は夫や、家や子供、これまで費やした時間だけではありません。

本当の執着は何かというと
過去や今の状況に伴っているあなたの
感情にあるのです。

例えば・・・

結婚前は優しくてよく気がついてくれた今は愛されていない感じがするという不安から
夫に認めてもらうことに執着

子育て中は自分は子供にとって
必要な存在だったけど子供が巣立つことで生きがいを失い
孤独感になってしまうことへの恐れからくる家族への執着

将来の不安からくる安定したお金への執着

周りからどう見られるか?という他人の目を気にしすぎてしまう
既婚者であることへの執着

など・・・

人生の大きな変化に対し様々な感情が絡み合い
恐怖感を強く感じ
変化に対する大きな抵抗を感じてしまいます。

現状維持への執着が強くなるほど
相手を支配・コントロールしたくなったり
「こうあらねばならない」という気持ちが過剰に大きくなりなり
視野が狭くなったり、自己中心的な考えに気づけなくなり
さらに執着がふくらんでしまうのです。

執着を手放すにはどうすればいい?

あなたが純粋に家族や夫と繋がりを感じて安心感を得たい
穏やかでいたいと思うのなら・・・


本当の意味で執着を手放し
夫婦の信頼関係を構築し直すことです。

どうせ変化をするなら、孤独や恐れから現状にしがみつくのではなく
ご自身が理想の未来を信じ、成長するするための心のあり方や
実践を積み重なれば、冷え切った夫婦関係も
立て直すことができる
のです。


信頼関係とは
ありのままの自分も相手も許し受け止め
お互いの自由を尊重し合い信じ合うこと
です。

夫婦の信頼関係が再構築できると
執着のように
相手を思い通りにコントロールしたくなったり
その思いにとらわれて動けなくなるようなことは
なくなってきます。

別れた方がいいのか
あるいは
なんとか修復しなければ
という思考さえも一旦横に置いて
手放したい執着を
一つずつ決めて手放していきましょう。

手放すたびに心が軽くなるのを感じられると
自然体の自分に自信がつき
純粋にお互いの存在自体に感謝や
幸せを感じられるようになっていきます。

もしも、あなたが
様々な執着があるかもしれないと気づいていても
なかなか手放す覚悟ができなかったり

一人では難しいと感じる場合は
心の傷が深く痛みを伴うことがあるかもしれません。

そのような時は無理せず専門家のサポートを受けてくださいね。