カサンドラ妻の<他人軸>思考

こんにちは。月森ゆりです。

夫婦関係において

「夫がわかってくれない」
「私ばかりが我慢している」
私自身もそんなふうにしか感じられず
幸せを感じられない時間を長く過ごしていました。

でも心のことを学ぶうちに
自分の考え方や生き方が
<他人軸の思考>になっていて
自分が本当にやりたいことをやっていない自分や
本当はやりたくないことでも周りに合わせて生きている自分に
気がついていきました。

「自分で自分の人生の責任を取ること」は
言葉にするとシンプルですが葛藤も生じます。
なぜなら、これまでずっと夫のせいにしていたことも
自分の選択として引き受ける必要があるから・・・

この記事ではカサンドラ症候群から抜け出せない女性が
陥りやすい<他人軸>の特徴を3つに分けて
そこから抜け出すヒントをお伝えします。

特徴①相手の顔色をみて生きる癖

ご主人の機嫌を敏感に察して
自分の言いたいことを調整したり飲み込んだり。
「こう言ったらこう返ってくる」
「ここで我慢すれば面倒なことにならない」
常に「相手」の反応を予測しての行動が当たり前。
毎日毎日のことだから、もうそれが普通になっていきます。

相手が不機嫌にならないことばかり考えていたら
自分の中に意見も感情もないと同然。
当然自分の本心がわからなってきますね。

相手から見ても
本心を言っていない
心を開いてくれていないと感じ
お互いに当たり障りのない会話や
事務的な会話のみになっていくこともあります。

そんな方は、まずは自分を主体にすることを意識しましょう。
そのためには、小さくていいので
「今の自分の感情や気持ち」に気づいてあげる練習が必要です。

自分が自分のカウンセラーになったつもりで
「本当はなんて言いたかった?」「今日はなにが楽しかった?」などと
優しく聞いてあげてるのも良いですし
喜怒哀楽の感情を書き出すことや
その感情を数値化してみることから始めるのもおすすめです。

特徴②『共感されない』と『愛されないと』
私には価値がない

「私の気持ちをわかってもらいたい。共感されたい」という
気持ちは自然なことです。
でもそれが
「共感されなければ、愛されていない」
「共感されなければ私には価値がない」
と言う思いが強くなりすぎると
相手への依存になり、自分の存在意義まで相手に委ねることに
なってしまい<他人軸>が加速します。

そんな傾向があると気づけたなら
「何かが与えられたら」「認められたら」私に価値があるのではなく
「なにがあってもなくても」「等身大の私」に価値がある
という言葉を自分にかけてあげましょう。

パートナーシップがうまくいかないと
自己否定が強くなり
外側の仕事、お金、物、などで自分を満たそうとしがちですが
そんな時こそカウンセリングを受けたり
「言葉の力」を上手く使いながら
自分への思いやりを持つことはブレない<自分の軸>を作るには
必要不可欠なのです。

特徴③無意識に相手のせいにしてしまう癖

相手の特性が強いと、現実的に心が通じ合う会話が難しいと感じたり
うまくいかないことも多々あると思います。
これまで自分の裁量で頑張って
乗り越えてきた自負もありますよね。。
そこは大いに自分を認めてあげて良いと思います。

でもずっと「誰かのせい」と言うスタンスでいると
人生のハンドルはずっと
相手が握っていることになってしまいます。

それに気がつけたなら
ハンドルは自分の手に戻すこと。
今の私なら自分で自分をご機嫌にすることができると信じて
「自分がやりたいからやる」
「自分がやりたくないことは手放していく」
と決めましょう。


「今日はなにができるかな?」という問いを立てて
自分のリクエストの声を聞きながら
自分で考え決めて物事を選択していくこと
自分の人生に責任が持てるようになり
<自分軸>が育っていきます。

相手さえ変われば・・の他人軸から抜けること

カサンドラ症候群の背景にある
「相手さえ変われば私は楽になれるのに」
「相手に共感されたい、認めてもらいたい」
「そうじゃないと私の存在価値を感じられない」
という<他人軸>の思考に囚われてしまうと
夫婦関係はますます苦しくなっていきます。

人生の主導権の鍵は自分がしっかり握って
自分が人生のハンドルを握り
操縦席は他人に譲らないと決めると
言動や行動が変わっていくと思います。

それでも、一人では自分の声を聞くのが難しいと
感じる場合は
一緒にご自身を大切にする選択をサポートすることができますので
ご相談くださいね。