カサンドラ症候群の不満NO1は「○○の無さ」

こんにちは。月森ゆりです。

「共感性の無さ」とは?

カサンドラ症候群の女性の一番感じている悩みに
パートナーとのコミュニケーションで
「共感性の無さ」をあげられる方はとても多いです。
一生懸命話してることに対し、否定からはいったり
だから何?みたいにいわれたり、的外れな返答がくると
傷ついてしまいますね。


でも、ちょっと考えてみて欲しいのですが
そもそも共感性が高い、低い
共感性がある、ないはどのように判断するのでしょうか?

アスペルガー症候群を含むASD(自閉スペクトラム症)は
相手の言葉以外の情報から相手のことを察するのが不得手であることは
よく知られていますが、「共感性が全くない」わけではないのです。

なぜなら、映画を見て感動したり、スポーツ観戦では喜んだり悔しがることもあれば
ペットを可愛がったり、ニュースに文句言ったり、美味しいものを一緒に味わうことも
ありますよね。
ちゃんと感情が動いたり、相手に共感的な態度もとっているのです。

伝えたい意図を明確にすること

では、なぜカサンドラ妻は長年パートナーに共感してもらえない
だったり、話が伝わらないだったり、満足のいく会話がないことで
無力感や鬱状態まで追い込まれてしまうのでしょうか。

それは相手の共感性の無さだけが原因というよりは
私たち女性は、普段から思いつくまま言葉を発していることもあり
(女性同士であれば私たちの性質上それでも普通に通じるますが)
パートナーには
「伝えたい話の意図が伝わっていない」ことも
かなりの頻度で多いと思うのです。

何が一番言いたいか伝わっていなければ
会話は当然自分の期待した言葉とは程遠かったり
共感的な返しがこなくてイライラや、がっかりもしますね。

シンプルに要点を話すこと

ASDさん的には
表情などの非言語を読み取ることが苦手ですから
なおのこと、適当な頓珍漢な返事になるかもしれません。
それに対して相手を責めても、今度はなぜ相手が怒っているのかもわからないという
悪循環になりますね。

なので、私たちが意識すると良いことは
一番伝えたい話の意図が相手に伝わるように
シンプルに要点を話すことや
「今、こういう意図で話したこと伝わったかな?」
という確認をしあう
こと。
それだけでも
お互いに共感的な言葉や態度で会話をすることができたりします。

できることは無限にある

そして何よりも必要なことは対話を通して
相手の考えや気持ちを大切にしながら
自分のことを理解してもらうために
伝える工夫をし続けていく意識
持ち続けていきたいですね。



パートナーに共感してもらえない
何を言ってもわかってもらえないと
辛くなる気持ちもわかりますが
まだまだできることはきっとあります。
諦めず、自分の
コミュニケーションも振り返ってみてくださいね。

それでも一人ではコミュニケーションの改善が
難しい、孤独感が強くなる一方と感じる場合は無理せず
専門家にサポートしてもらいましょう。