こんにちは。穏やかメンタルカウンセラーの月森ゆりです。
カサンドラ症候群でうつ状態となり、ネガティブな考えや気持ちから抜けられないときは
本当に辛いものです。
夫婦なのに、心の通ったコミュニケーションが成り立たない
常に自分のことしか考えてないように見える夫
その夫に対して、強い嫌悪感を感じている自分…
どうして自分は普通の幸せを心から感じられないのかな…
自分の周りの全てが八方塞がりな感じがして
無力感だけが増えていく。
以前の私もそうでした。
でも
夫がアスペルガーの特性を持っていても
今、カサンドラ症候群で苦しんでいても
必ず幸せになることはできるんです。
そのために必要なのは
「夫がどうあろうと
自分らしい人生をつくりたいという気持ち」だけ。
なぜそんなことが言えるかというと
あなたの人生の主人公はあなただからです。
あなたは人生において
脇役じゃないし
夫とセットじゃない
夫の母でもない
引き立て役でも
家政婦でもありません。
カサンドラ症候群に陥っている方は
いつの間にか一番身近なパートナーと
セットである自分に価値をおいてしまいます。
そうでなければまるで
自分が透明人間みたいで
価値がないと思い込んでいるようです。
つまり
夫婦や
家族や
誰かとの
関係性が自分の価値を証明するもの
のように感じているのです
「自分に優しくしてほしい」
「自分を認めて欲しい」
「自分に共感してほしい」
「言わなくても察してほしい」
「自分を受け入れてほしい」
そのためなら脇役でも、母親役でも、家政婦でも
何でもやってしまうのですね。
だからこそ、いい妻、良い母をいくらでも頑張れてしまったし
自分を犠牲にしてきたこともたくさんあったのではないでしょうか。
でも、それをわかってほしい夫に
わかってもらえなくて
悲しかったですよね。
欲しい言葉ももらえなくて
どんなに頑張っても報われない気がして。
でも、そんなときには
自分が人生の主人公であることを思い出してください。
その主人公は
「愛されたい」一心で頑張ってきたのです。
「愛される」ことで得られるのは
「安心して穏やかな気持ち」でもあります。
だから自分自身で
安心して穏やかな気持ちになることを
脚本に入れてあげて下さい。
それは自分にしか出来ないことなのです。
誰かのための脇役や、母親役、家政婦役を降りて
自分が主役になるとしたら
どんな自分が良いですか?
どんな格好をして、どんな表情で、何をしていますか?
その時の気持ちはどうですか?
そのために今できる小さな行動を見つけてみましょう。
そこにパートナーが
いてもいなくてもどっちでも良いのです。
自分が先に安心して穏やかな心の状態になるだけでも
自然と目の前の夫との関係性は変化してきます。
アスペルガーの夫の許せない言動があったとしても
自分が主人公で、夫が脇役であれば
「ま、いっか」になります。
夫は夫で自分が主人公の人生を生きていますから
そこはお互いに応援しあえれば良いですよね。
相手の脚本に赤字で添削することはやめましょう。