こんにちは。穏やかメンタルカウンセラーの月森ゆりです。
私はカサンドラ症候群に陥っている方にとって
一番何が辛いのか?については明確な答えがあります。
それは
「孤独を強く感じていること」
です。
カサンドラ症候群の辛さはいくら説明しようとも
経験したことがある人にしかわからないものです。
この誰にも理解されずに過ぎていく日々や、希望の持てない未来が
一番辛いのではないでしょうか。
パートナーの「アスペルガー特性」は
個性でもあり、強みでもあり、かつては好きだった部分でもあります。
今でもその部分では変わった訳ではないと思います。
でも長く一緒生活をしていくと
自分に向けられる鋭い武器になったり
致命的だと感じてしまうほどの
コミュニケーション不全が積み重なり
行き場のないストレスが
孤独とともに襲ってきます。
密室である家庭内で繰り広げられる
コミュニケーションのズレを
他人に相談しても
大小に関わらず他人から見れば
「よくあること」に映ってしまいます。
社会的な立場があるパートナーであれば
他人はそのフィルターを通して夫やパートナーを見るので
それも仕方ありません。
それによって、そんなことで心身の不調をきたすほうが
妻として失格の烙印を押されてしまうこともあるでしょう。
では、自助会などで、共感して話を聞いてくれたり
同じような状況の人と出会うことはどうでしょうか?
「自分だけじゃない」と感じることは
確かに安心感があるかもしれません。
でも、その先の解決策が見いだせるかというと
むしろ、被害者意識だけが大きくなり
自分を正当化するだけで
家に戻るとやり場のないパートナーへの憎しみを
持て余してしまうかもしれません。
いずれにしても
結果的には孤独感を強めるだけなので
私はあまりおすすめしていません。
(自分が楽になれているなら良いと思います)
カサンドラ症候群の方に一番必要なことは
「孤独による辛さをどう終わらせるか?」です。
変わらない相手をどうにかしようという考えは捨てて
自分の本音を安心して話せて
理解してくれる人を探しましょう。
とはいえ、過去の私も自分ひとりでなんとかしようと
もがいてきた過去があります。
誰に頼ったら良いのかわからなかったら
カサンドラ症候群独特のお悩みをわかっている専門家に
どう乗り切っていくのかをサポートしてもらうことが
早道です。
ぜひ自分のメンタルの安定を最優先に考えてくださいね。